2009年3月27日金曜日

悪魔の書 其の弐 堕天使の首領にして地獄の支配者サタン


地獄を支配する大悪魔であり、もともとは天使であった地獄の大王。全悪魔の支配者である。サタンという名はヘブライ語で敵対者や反対者を意味している。また、サタンとはもともと特定の存在や特定の悪魔を指したものではなかった。しかし、様々な悪人や自然災害、事故や病気といった悪意の存在が、悪魔たちと結び付けられていく過程で、サタンという悪魔が生まれたようだ。そのため、サタンはルシファーなどと同一視されたり、上位の悪魔の総称として用いられることもある。
変幻自在か、掴めぬ正体
サタンの外見については不明な部分が多い。
ダンテの「神曲」では三つの顔と三対に蝙蝠の翼を持ち、胸から下の半分を氷に覆われた巨大な姿とされる。
また「矢楽園」では塔のように高い(約1万2千メートルほど)堂々とした姿といわれている。
他にも、赤き竜や黙示録の獣とよばれるドラゴンの正体がサタンであるというのもある。
神の僕から悪魔の王へ


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